「プレゼンの前の日に緊張して億劫な気分になってしまう」
「大勢の場でプレゼンすると緊張して頭が真っ白になってしまう」
プレゼンテーションとはビジネスマンがアイディアを披露する場であり、また自分自身をアピールする場でもあります。
でも、「プレゼンは苦手」「本番緊張して思ったことを話せない」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では以下のことを解説していきます。
・なぜ緊張してしまうのか?
・緊張しないメンタル構築術とは?
・本番で緊張しないための「JR」とは?
なぜプレゼンで緊張するのか
緊張とは動物の防衛本能です。
緊張すると以下の症状が出ます。
- 呼吸が荒くなる
- 声が震える
- 緊張して頭が真っ白になる
これは身体が危険を察知してあなたに緊張という形で伝えているのです。
では、プレゼンの場で緊張するとはどういうことか?
プレゼンの場=あなたにとって危険な場であると認識している
プレゼンとは自由にアイディアを披露する場である一方、聴衆にとって「あなたを評価する場」でもあります。
だから、
・失敗して恥をかきたくない
・失敗して仕事できないやつだと思われたくない
・失敗して評価を下げられたくない
と思ってしまうと、プレゼンの場=危険地帯と認識してしまいます。
人間はリスクに弱い生き物です。一回危険と判断すると尻込みしてしまいます。
よくプレゼン中に、声が小さかったり、下向いて話している人がいるのはリスクが最小限にすべく身体全体が委縮してしまっているからです。
・緊張は動物の防衛本能である
・プレゼン=危険なものと認識してしまっている
緊張しないコツは「慣れること」だと言われていますが、それはプレゼンの回数をこなすことでプレゼン≠危険と認識するようになるからです。
でも、一度「プレゼン=危険」と身体に刷り込まれると、数をこなしてもなかなか慣れないとかやっぱりプレゼンの場が苦手という人もいます。
そういうときには、小手先の技術よりも「思考を変えること(アイディアシフト)」が効果的です。
緊張しないメンタルを構築するには?
プレゼンに対する考え方を少し変えるだけです。
ここでは「プレゼンの場」「プレゼンを聞いている人」に分けて緊張しないメンタルを構築していきましょう。
プレゼンの場に対する考え方
以下のことを意識しましょう。
- プレゼンは自分の考えを伝える場
- どんな下手くそなプレゼンでも考えを伝えられればOK
- 苦手なプレゼンを練習できる良い機会
特に②が重要で、プレゼンの目的は「相手に伝える」ことです。
だから、どんなにつっかえようが、どもろうが、相手に伝えることができればもうあなたのプレゼンは成功です。
私は前職で日本で一番大きな銀行で働いていましたが、プレゼンが下手くそでも出世していた上司はたくさんいました。
でも、彼らのプレゼンでは伝えたいことが明確でとてもわかりやすかったです。
プレゼンを聞いている人(聴衆)に対する考え方
以下のことを意識しましょう。
- 実は真面目に聞いている人は半分以下
- 失敗しても大抵の人が覚えていない
- あなたは評価されているのではなく、聴衆を評価している立場
まず、緊張してしまうのが、あなたが自意識過剰になっているからです。
自意識過剰とは、単純に「あなたの意識が自分に向かっている状態です」。
自意識過剰なときは、話し方や話す内容が気になってしどろもどろになってしまいます。
そのため、意識は常にプレゼンを聞いている人(聴衆)に向けておきましょう。
上記で上げたとおり、聴衆はほぼ聞いていないし、失敗しても大抵の人が覚えていません。
なぜなら、自分の失敗は鮮明に記憶に残るけど、他人の失敗は記憶に残らないからです(しょせん、みんな自分のことしか考えていないからです)。
③に関しては、あなたは聴衆を評価する立場にあることを意識しましょう。
プレゼン中に聴衆を観察できるようになれば緊張はもうしていないでしょう。
たとえば
「〇〇さんは、ペンをいじって聞いていない」
「△△さんは、プリントばっかりみてこっちを見ない人だ」
意識は常に聴衆に向けておく訓練にもなります。
本番で緊張しないための方法「JR」とは?
銀行時代にプレゼンが苦手だった私に、トップ昇格していた上司が言っていた言葉です。
JRとは
J → 準備
R → 練習
当たり前ですが、本番で緊張しないための唯一の方法は「準備&練習」です。
ショートカットや飛び道具はありません。
「なんだ、当たり前じゃん」
と思ったかもしれませんが、きちんとできているでしょうか。
以前勤めていた大手銀行で聞いた話です。
ある役員が頭取に事業の状況を説明する度に、原稿を作成して、およそ100回近く読み上げて練習していたそうです。
また、想定問答を含めると大量の時間を費やして準備&練習していることがわかります。
あなたはここまでできているでしょうか?
最後に
いかがでしたか?
まずは、緊張しないメンタルを身につけましょう。
大事なことは上記のことを繰り返し意識することです。
そして、意識しないで緊張せず話せるようになれれば、自分のものにしたということです。
伝えたいことをしっかり整理する準備と論理的に話す練習を反復的に行うことで、プレゼンスキルはみるみる向上します。
ぜひ、おすすめなので生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。