仕事術

漫画「アオアシ」から学ぶ仕事術!主人公・青井葦人のある能力を使えば仕事のできるビジネスマンになれる?

漫画「アオアシ」をご存じでしょうか?

ビックコミックスピリッツ(小学館)が出している青春サッカー漫画です。

「ただのスポ魂か」と思ったあなた。それは大間違い。

この漫画にはビジネスにも通じる思考力(インテリジェンス)がちりばめられています。

特に主人公・青井葦人のある能力はチームで働くビジネスマンにとっては必要不可欠な能力です。

この記事では以下のことについて解説していきます
(※ネタバレ含む)

①主人公・青井葦人のある能力とは?
②なぜその能力がビジネスで必要とされているか?

「アオアシ」のあらすじ

舞台は高校サッカーのユースクラブ。

全国からスカウトやセレクションによって選ばれたサッカーの精鋭が集まるところ。

主人公・青井葦人は愛媛の片田舎のサッカー少年、真っ直ぐで情熱的な反面、少し短気な少年は名門ユースクラブ「エスペリオン」の福田達也監督にセレクション(入団試験)へ招待されます。

全国で実績を残してきた他のセレクション参加者に比べ、実績も技術もない葦人は入団合格は難しいと思われたが、葦人の「ある能力」が見出されます。

「ある能力」とは

俯瞰(ふかん)する力。

高い所から見下ろし眺めること。
(goo国語辞書)

俯瞰には「物事を広く捉える」、「視野を広く」を持つという意味もあります。

W杯の日本代表の試合を見ているときに

「あれ?あそこのスペース空いてるじゃん」
「なんで、あそこから突破しないの?」

って思ったことありませんか?

テレビの試合は上からカメラで撮っていますが、選手からは他の選手の位置は見えません。

そんな中、葦人が「俯瞰」の力を伸ばして、名門ユースクラブでもがき苦しみながら成長していくストーリーです。

俯瞰する力のすごさとは?

名門エスペリオンは、部活のサッカーと違って、組織的なサッカーします。

組織的なサッカーとは、個人プレーの逆といったところでしょうか。

選手一人ひとりが考えながらプレーすることが求められます。

フィールドでは単純にボールを追いかけるのではなく、

  1. チーム全体の戦略を考える(理解する)
  2. チームでの自分の役割を考える

エスペリオンの福田監督は選手の技術ではなく、思考力(インテリジェンス)を見たいと言っています。

青井葦人は上からグランドを俯瞰できるので、ボールを送る絶妙なスペースを見つけることができ、徐々にチーム全体の戦略を動かすようになります。

ここではっきり強調しておきたいのが、

青井葦人は監督の指示に従って動いているのではなく、チーム全体の戦略・状況をみて自らの役割を思考し主体的に動いている

ということです。

なぜビジネスでこの能力が必要なのか?

大きなプロジェクトになればなるほど、チームとして一緒に働くようになります。

一般的にチームとして働くと、貢献度を定量化することは難しいです。

例えば個人の営業であれば

「顧客から契約を5件取った」
「ある商品を導入して500万円の利益が出た」

となればわかりやすいです。

でも、「太陽光発電所を何年もかけて作る」といった大きなプロジェクトの場合、貢献度を明確に示すことは難しいでしょう。

あなたは指示待ち人間になっていないか?

もしこう聞かれたら、全員が「NO」と答えるでしょう。

しかし、上司や先輩に「何か手伝えることはないですか?」と聞いていないですか?

上司や先輩に指示されたことをこなす必要はありますが、

「プロジェクト全体像から見ると自分はキャッシュフローの再計算をしなければならない」
「あの先輩が業者Aと交渉している。なら自分は秘密保持契約書を作らなきゃ」

ビジネスマンとして一人前と思われたいなら

言われる前に主体的に動けることが重要です。

新しくチームに入った人や門外漢の人にとっては難しいかもですが、

仕事でバリュー(付加価値)を出したいなら意識して行うべきです。

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「アオアシ」から学ぶ仕事術~まとめ~

葦人の「俯瞰」を真似する方法をまとめてみました。

明日出社して自分の仕事に集中する前に…….

やるべきことはたった2つ!

  1. 周りモノや人に注意を広げる。ただ見るだけではなく、よく観察してみる
  2. 常に仕事の全体像を考える。または紙に書いてPCに付箋しておく

①注意を広げる・よく観察する

あなたの後ろの人がどんな仕事をしているか知っていますか?

あなたが仕事に詰まったとき、答えを持っているのはあなたの真後ろの人かもしれません。

常に周りが何をやっているか注意を広げることが重要です。

しかし、ただちらちら見ているのでは「注意散漫な奴」と思われるだけなので、

しっかり観察して考えること。

「上司はいつもお昼休憩は短い」
「後輩のエクセルの使い方は無駄が多い」

気づくことはたくさんあります。

しかもそれが仕事自体だけでなく職場の人間関係にも役立ってきます。

②常に仕事の全体像を考える

世の中残念ながら、仕事のできない人がいます。

しかし、そういう人に限って、目の前にある仕事しか見ていません。

仕事の全体像がわかっていないでやる仕事では上司の意図を組めなかったり、とんちんかんな仕事をしてしまいます。

「言われてないからわからない!」

というのもあるかもですが、主体的に知ろうすることで成長スピードはぐんと上がります。

もし、忙しくてそんな暇ないという人は

「この仕事のゴールはなにか?」という付箋をPCに貼っておくと、常に仕事の全体像を意識する習慣がつきます。

最後に

ここまで、偉そうに言い放ってきましたが、私も「指示待ち」「目の前の仕事で手一杯」ないわゆる「仕事ができない人」でした。

でも、上記のことを意識し始めてから仕事もスムーズにこなせるようになりました。

しかし、若手ともかく年次の高い中間管理職でもこれらができない人を見かけます。

早いうちに意識して習慣化することを是非ともお勧めします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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