仕事で「バリューを出せ」と言われたことはありますか?
そもそも仕事場でのあなたの存在価値ってなんでしょうか?
時間が経てば給与は振り込まれますが、本当に必要とされる人には仕事上でバリューを出せている人だと思います。
この記事では以下について解説してきます。
①そもそもバリューとはなにか
②バリューを出せる人の特徴
そもそもバリューとはなにか?
英語のValueは「価値・値打ち」などと訳されます。
なので、仕事でのバリューとは
- あなたのした仕事の価値
- 仕事場でのあなたの存在価値
と言えるかもしれません。
そしたら、
「私はある分野に詳しいからそれでチームに貢献しているのでバリューがある!」
「僕はチームの仕事の進捗管理をしているから僕がいないとチームが回らないです!」
「俺はExcelマクロで仕事の効率のシステムを作った!」
どれも大切な仕事だと思いますが
筆者の考えでは、上記2つはバリューの高い仕事とは言えないです。
じゃあ、筆者のバリューの定義とは?
重要度・緊急度が高い仕事に対して質の高いアウトプットが出せること
重要度・緊急度が高い仕事とは?
仕事の性質は「重要度」と「緊急度」によって以下の4つにわけることができます。
- 緊急度・重要度が低い仕事
- 重要度は低いが緊急度は高い仕事
- 緊急度は低いが重要度が高い仕事
- 緊急度・重要度が高い仕事
以上を図表にしてみると、4象限のうち右上の第1象限にあたる部分です。
バリューを出せる人の特徴は?
仕事場でバリューを出せて重宝される人は
- どれが重要度・緊急度の高い仕事かの見極めが上手い
- 問題に対して仮説・検証・答えが出せる
- 圧倒的に生産性が高い
詳細は以下で解説します。
仕事の見極めが上手い
緊急性が高い仕事=納期が近い仕事ほど「重要度が高い仕事」だと思いがちです。
また、イレギュラーな仕事もまた「緊急性が高く重要性が高い仕事」と思いがちです。
しかし、実際はそうでないことが多いです。
むしろ、そっちのことに気を取られて、もっと事業を揺るがすような問題を見逃ししまうこともあります。
大切なのは、
・仕事の目的はなにか(そもそも何のための仕事か)
・この仕事しないとどんな支障がでてくるか
を考えることです。
問題に対して仮説・検証・答えが出せること
「なんとなく」「経験上で」行う人もいます。
しかし、人に説明できるだけの論理や言語はできているでしょうか?
バリューが出せる人は、物事を本質的にとらえる習慣がついています。
例えば「A社のB商品の売上を上げるにはどうしたらいいか」と言われたらどう思いますか?
・・・・
・そもそも売上を上げることはいいことなのか?(原価・販管費を押さえて利益を上げるのではだめか)
・B商品の売上を上げることで会社で業績は上がるのか?A社におけるB商品の売上比率は大きいのか
・B商品を売ることが最善といえるか(実は単価の高いC商品を少量売るだけではだめか)
というようにまず問いに入る前にいろんな推測ができます。
特に「5W1H」と「なぜなぜ5回」を使うとより本質が見えてきます。
<5W1H>
Why: なぜ売上を上げる必要があるか
What: 何を売る必要があるのか。本当にB商品でいいのか
Where: どこのマーケット、地域で売上を上げるのか
When: いつまでに売上をあげるのか、また新商品ならいつ販売するのがいいか
Who:この問い(指示)を出しているのは誰か。またその人は役員から言われているか
How:どうやって売るのか。そのやり方は正しいのか
<なぜなぜ5回>
①なぜ売る必要があるのか→A社の業績拡大のため
②なぜ業績拡大を計画するのか→業績が落ちしているから
③なぜ業績が落ちたのか→B商品が売れないから
④なぜB商品が売れないのか→秋になると新しい競合他社製品が出てくるから
⑤なぜ競合他社製品が出てくるとB商品が売れないのか→ブランド力が落ちているか
この流れを頭の中で瞬時にこなせる習慣がある人は強いです。
また、紙に書いてたりするだけでも頭の整理になります。
圧倒的に生産性が高い
生産性とはなんでしょう?
生産性=成果÷仕事にかけた時間
時間に対して成果を多く出せる人とは、上記①②を素早くかつ繰り返しこなせる人です。
最後に
いかがでしょうか。
仕事は人生の7割以上を占めるライフイベントです。
また仕事場での評価が自信や生きがいにつながるでしょう。
「あの人いると助かるよね」
「~さんがいると安心」
と言われるように頑張りましょう。
そのためにも、「5W1H」と「なぜなぜ5回」を習慣化することが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございます。