みなさん、ローストビーフを作ったことがありますか?
おそらく、多くの方が失敗された経験があるかと思います。
<主な失敗>
- 中が生焼けだった(フライパンの場合)
- 硬すぎ+パサパサ(オーブンの場合)
「せっかく良いお肉を買ったのに」なんて後悔したくないですよね!
今回ご紹介するのは「絶対失敗しない香草ローストビーフの作り方」です。
この料理の評価はこんな感じ。
- お手軽度 ★★☆☆☆
- 難易度 ★★☆☆☆
- 満足度 ★★★★★
- 美味しさ ★★★★★
- インスタ映え ★★★★★
難易度は高くないですが、少し時間はかかります(1時間30分)
しかし、うまく作れたときの満足度、美味しさ、インスタ映えはハンパないですよ!!!
この記事では以下の内容を解説しています。
- しっとり柔らかな自宅でローストビーフを作る方法
- 低温調理器は必要なし!コンロで代用!
- うまく作るときのポイント
低温調理とは?
肉や魚などをジッパー袋で真空パックにして低温で長時間じっくり調理する方法です。
低温調理のメリットは?
水分を逃がさず、柔らかくジューシーに仕上がること
特にローストビーフに使われる牛もも肉は分厚く、フライパンやオーブンでは中まで火が通らない+表面は黒焦げになってしまいます。
なので中身を低温調理で火入れ → 表面は強火でさらっと焼くのがベストです!
本来は低温調理器を使いますが、今回は一番火力の低いコンロの弱火を使って作っていきます。
生焼けにならないように、低温調理の温度や時間はしっかり守りましょう。
香草とは?
低温調理する際に、ローズマリーやタイムといったハーブ類を入れることで、お肉に香りがついて食欲をそそります。
今回は香りづけとしては、
- にんにく
- セロリの葉
- タイムの葉(粉ではないものを使う)
香草ローストビーフの材料
<材料 / 2~3人前>
・牛もも肉 500g
(高いですが国産牛を使うことをおすすめします!)
・にんにく 7~8片(大きめスライス)
・セロリ 2本分の葉(ハサミで切る)
・タイム 一袋
・オリーブオイル 300ml
・塩コショウ適量
にんにくとセロリの葉は低温調理後に取り除きますので、細かく切らないようにしましょう。
OGビーフでも良いですが、硬い食感になりやすいです。
柔らかく食べたい方はぜひ国産牛をお使いください。
ちなみに今回は長崎産「雲仙きわみ牛」を使いました。
香草ローストビーフの作り方
お肉は500gですが、火が通らないと嫌なので、
半分の250gに切り分けて、ジップロック2袋で作っていきます。
1. お肉の香りづけ。まずジップロックを用意して、中に[にんにく 7~8片 大きめスライス]、[セロリ 2本分の葉(ハサミで切る)]、[タイム 一袋]を入れて、[牛もも 500g]を囲うように敷き詰めます(下記写真ご参考)
2. 1で敷き詰めたお肉と香草の中に[オリーブオイル 300ml]を入れます。その後、下記写真のようにストローで空気を吸いだして真空状態にします。
こんな感じで真空にします。
3. 温度60~70°で1時間30分加熱する。3つのコンロがある中で、真ん中の火力の弱いコンロを使います。 真ん中のコンロの一番弱火が大体60~70°くらいなので、水をたっぷり入れたお鍋にお肉を入れて、約1時間30分加熱します。加熱しているときは、ときどき裏返しにしてまんべんなく火が通るようにします。
下記の点に注意しましょう。ジップロックが破ける恐れがあります。
- 重しは乗せない
- 加熱しすぎない
最近、低温調理が流行っていますが、調理時間や温度を間違えると、生焼けで食中毒などの危険性があります。
本来低温調理は40~60°くらいと言われていますが、筆者は慎重なのであえて60~70°で行っています。
4. 低温調理(1時間30分)が終わったら、ジップロックからお肉を取り出します。香草やにんにくは取り除き、キッチンペーパーでお肉についてオリーブオイルをしっかり拭きます。下記参考写真です。
5. 強火でお肉を焼く。お肉の表面にまんべんなく[塩コショウ 適量]をふります。フライパンを強火で空焚きして、すべての表面を1分ずつ焼きます。
表面を焼くと次の写真のようになります!!
6. お肉を切って完成です!
赤いと思われますが、しっかり火は通っています♪
低温調理する際に、80°超えてしまうと少しお肉が硬くなるので注意です。あとは牛もも肉の中でも部位によっては若干硬いこともあります。
おまけ~ローストビーフの燻製~
今回は、焼いたあとに桜チップで燻製にしてみました。
水気をふき取ってから燻製器で約10~15分いぶしました。
最後に
今回はサムネ通りに、「ローストビーフ丼」にしました。
あと、低温調理で使用した香草、オリーブオイル、バジル、チーズをミキサーに入れてジェノベーゼソースを作りました。
さて、いかがでしたでしょうか。
結論、フライパンやオーブンを使うのはおすすめしません。筆者も何度も失敗しました。ローストビーフに限らず、厚いお肉をジューシーに食べるには低温で加熱 → 表面を強火で焼くのが一番です。
時間はかかりますが、うまく作れたときの満足度はハンパないですよ!
ぜひお試しください。最後までお読みいただきありがとうございます。
2021年5月23日更新